開催日:2017/09/29
WE-Net福岡Ⅳ期の第2回定例会を平成29年9月29日に開催しました。
【日時】 | 平成29年9月29日(金)14:00~17:15 |
【会場】 | 九州電力株式会社 本館 地下2階 6号会議室 |
【出席者】 | 計36名(WE-Net会員 25 名、部会・事務局5名、サポーター6名) |
【内容】 |
プログラム |
はじめに、開会のご挨拶として、あすばる館長松田美幸様より「振り返ってみたときに、色々なことが繋がっていることに気がつきます。色々な人との出会いや経験がその後の自分の成長や仕事の展開に繋がっていきますが、その時には意識していないものです。だからこそ今、枠を飛び越えて色々なことにチャレンジして欲しいと思います。」とのお言葉をいただきました。
第2回準備委員会より、本日の流れの説明がありました。第1回目定例会のディスカッション結果を受け、今回のサブテーマを「管理者視点のその先へ」としました。経営者・管理者としてご活躍中のゲストをお招きし、必要なスキルや能力についてお話を伺います。その上で、自分に足りないことを考え、それを変えるためのプチ行動計画を立てることとしました。
株式会社テノ.ホールディングス 代表取締役社長 池内比呂子様、九州旅客鉄道株式会社 鉄道事業本部サービス兼営業部長 赤木由美様をお迎えして、講演ならびにパネルディスカッションを行ないました。
池内様からは「経営者の役割は、会社の方向性をきちんと指し示すことです。困難な時であっても、常に会社の理念・コンプライアンスに基づき、そこからぶれない正しい判断を行なわなければなりません。」さらに、「経営者に必要なものは人を動かす力。組織は理で動くが人は情で動く。社員の人生を共に歩ませてもらっているという想いをもって、幸せにしないといけないと考えている。」「人としての尊厳を持って部下を受け入れることが重要」との、お話がありました。
赤木様からは「自分で選んだ会社なのだから仕事を楽しもうと考えました。自分とチームメンバーが仕事を楽しめているかを大切に、やりたいことがあれば人に頼ったり仲間を巻き込もうと考えて行動した。」「仕事におけるコミュニケーションとしては、相手に尊敬の気持ちを持って、興味をもって話をするようにした。」さらに「管理者は2つソウゾウリョクが必要。一歩先を見通し、想いをめぐらす想像力と、会社として物を創りだす創造力。」との、お話がありました。
さらに深く、お二人の考え方を知りたいと「人を育てることについて」「周りとのコミュニケーションのとり方」「精神的に落ち込んだ時の対応」について、参加者から質問がありました。
「精神的に落ち込んだ時の対応」について、赤木様は「ほとんどの仕事は1人でできないので、誰かに頼ればいい。ただ、頼るだけではなく、次からは人に頼られるようにすること。いつも平気な必要はない。」さらに池内様からは「自分は図太いほうだと思うのであまり悩まないが、本当は臆病な方が会社は生き延びると思う。自宅に仕事は持ち込まず、気持ちの切換えを早くしている。」との、アドバイスがありました。
最後に、参加者に対するメッセージとして、池内様から「経験を積むこと。経験は必ず実になり、経験を活かせるひとがリーダーになる」そして、「なぜ活躍したいか、目的を明確にすること。自分磨きであっても、なんであってもその目的を考えて欲しい。」とのお言葉がありました。さらに赤木様からは「大胆に、かつ欲張りに、あきらめないこと。先読みしてしまいがちだが、だめならそのときに考えればいい。」とのお言葉をいただきました。
公開日:2017/12/30