「女性の大活躍推進福岡県会議」平成28年度年次大会 開催報告

「女性の大活躍推進福岡県会議」平成28年度年次大会

〜ワークスタイル革命で人材を活かす経営を〜 を開催しました

平成28年8月2日、ホテルニューオータニ博多において、「女性の大活躍推進福岡県会議」を開催しました。今年4月の女性活躍推進法の施行を受け、今後のさらなる女性活躍推進に志を持つ企業、行政、関連団体などから、320名を超えるご参加をいただきました。4周年目となる今回は、ゲストに株式会社サイボウズの青野慶久さんを招聘。会場は満席となり、熱気あふれる大会となりました。

 

1、代表挨拶

冒頭、松尾新吾 共同代表より、挨拶がありました。「全国に先駆けて3年前よりこの活動に取り組んできましたが、その成果は女性活躍推進法の整備にあたって大きく参照されました。我々は先駆者としての『自覚と誇り』を持ちながら、この活動を九州、日本全体に広げていきましょう」と、力強いメッセージを伝えました。

全体風景

満員となった大会会場

松尾共同代表

松尾共同代表

 

2、来賓挨拶

続いてご来賓として大曲昭恵 福岡県副知事よりご挨拶をいただきました。
「女性活躍推進には男性の意識改革も必要。この大会も半数は男性の参加者がおられるが、このように女性大活躍推進会議から男性の力強い支援があることを嬉しく思う」と述べられました。そして福岡県の取り組みとして県、市町村の一体となり情報共有や支援の仕組み作りを進めていることなどを紹介。今後の女性活躍推進活動のさらなる活発化を期待したいとエールをいただきました。

大曲福岡県副知事

大曲福岡県副知事

 

3、講演「女性の活躍推進について」

厚生労働大臣官房審議官(雇用均等・児童家庭、少子化対策担当)の吉本明子様より国の女性活躍推進についての取り組みについて講演いただきました。

冒頭、「この大会のような経済界が主導する女性活躍推進活動は全国的にも貴重。是非先導となってほしい」と激励。本題では、女性の更なる活躍推進を阻害する現在の「壁」について、「根底には長時間労働と根強い性別役割分担意識がある。改善のためにはワークスタイルの変革が必要」と具体的な例と共に述べられました。そして女性活躍推進法に基づく企業の行動計画策定状況、その「見える化」への取り組みについて、国や全国の企業の動きをご報告いただきました。

さらに今後の育児・介護休業法、男女雇用機会均等法の改正の概要について説明いただいた後、「女性の活躍を推進するためには、経営者やトップ層がただ行動計画を策定・公表するだけでなく、具体的にコミットメントすることが不可欠。今、まさにトップ層の『本気度』が問われてきている」と鼓舞するメッセージをいただきました。

吉本明子さん1

厚生労働大臣官房 吉村明子 審議官

吉本明子さん2

国としての取り組みを紹介

 

4、活動実績報告並びに今年度の取り組みについて

久留百合子 共同代表は「3年前の設立時に比べ、男性の参加が多くなってきた。大変喜ばしい」との感想を述べたあと、平成27年度の活動実績と、今後の取り組みについて報告しました。

昨年の「内閣府女性のチャレンジ支援賞」の受賞に始まり、自主宣言企業のインタビュースタートや九州連絡会の発足、数々の視察受け入れなど、福岡県会議の1年を振り返った総括がありました。

今後に向けては、3期目を迎えた女性管理職によるWE-Netの活動とさらに1期~3期のネットワーク強化に取り組むこと、自主宣言企業の登録推進については、女性活躍推進アドバイザー制度を創設したり、宣言目標の範囲を広げて中小企業が取り組みやすい仕組みにするなど、今年度の新たな取組が数多く紹介されました。

「4年目に入ったこの活動を、福岡だけでなく九州、全国規模で連携しさらに進めていく」と力強く表明しました。

久留百合子共同代表

久留百合子共同代表

 

5、女性活躍推進法に基づく事業主行動計画の調査報告について

次に、女性の大活躍推進福岡県会議の松田美幸 調査部会長から、女性活躍推進法により、この4月から施行されている事業主行動計画について、福岡県会議が行った独自調査の結果が報告されました。

まず、両立支援と女性活躍の2方向のアプローチを図示し、「仕事と家庭は『両立させると女性は活躍できない』というものでなく、両立しながらも活躍できる計画作りが必要」との認識を示しました。

また、福岡県内の届出・公表状況、及び調査した177企業・団体の掲げる課題や目標の全体的傾向値や、企業規模や産業別の特長等の分析結果が公表されました。続いて、一般事業主、(自治体が対象の)特定事業主に分け、「管理職候補の育成」や「職域拡大」、「正社員転換」といったテーマごとの好事例の紹介がなされました。

「くるみん」や「えるぼし」といった国の認定制度にも触れ、その認定取得やデータベースサイトでの公表促進、300人以下企業による計画策定推進等、今後の女性活躍推進を加速化するための提言で結びました。

松田美幸さん

女性の大活躍推進福岡県会議  
松田美幸 調査部会長

調査報告書はこちらからダウンロードできます▽ 
女性活躍行動計画報告書20160730

 

6、講演「チームのことだけ、考えた。~ワークスタイル変革で人材を生かす経営を~」

年次大会の最後には、サイボウズ株式会社代表取締役社長 青野慶久様に登壇いただき、「チームのことだけ、考えた。~ワークスタイル変革で人材を活かす経営を~」というタイトルで講演いただきました。具体的な取り組みについてユーモアを交えて分かりやすく説明いただき、会場は大きな笑いに包まれました。

まず最初に「社会全体の働き方改革に対する熱気の高まりを感じている」と最近の傾向を述べられたあと、これまでサイボウズが進めてきた働き方改革の歩みを説明されました。社員が辞めない仕組みをつくるために必要なものは「制度」「ツール」「風土」の3つであるとし、そのつくり方や具体的な運用方法を、具体例を交えて説明。その中でも特に風土の改革の難しさが提示されました。

最後に「現在日本の大きな課題である少子化を解決するためには、こうした働き方の変革が非常に重要」と述べられ、従来の殻を破るのは困難もあるが、少子化問題を打開するためにもぜひトップから変わる、変える覚悟をもって臨んでいってもらいたいというメッセージをいただきました。

青野社長1

サイボウズ株式会社 青野社長

青野社長2

テンポよいお話で会場を沸かせる

(本セミナーの詳細は、こちらをご覧ください▷ http://www.we-project.jp/news/2796

 

【その他の関連行事】
女性の大活躍推進意見交換会

本会議の年次大会と日程を同じくして13:00~、女性の活躍を推進する会議の代表者の皆さんにお集まりいただき、意見交換会を開催しました。
佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県の九州全域から、そして青森県からもご参加頂き、各県での取組状況についての報告がなされました。また、後半には「男性の意識改革を進めるにはどのような取り組みが効果的か」など、それぞれの問題意識に関する実務的な情報交換がなされ、とても有意義な時間となりました。

意見交換会風景

意見交換会の模様

久留代表1意見交換会

久留代表による挨拶

 

女性活躍推進アドバイザー委嘱式

女性の大活躍推進福岡県会議の年次大会に先立ち、同日、女性活躍推進アドバイザー委嘱式が開催されました。
女性活躍推進アドバイザーは、女性の大活躍推進福岡県会議の柱である「自主宣言登録」が中小企業にまで浸透していくよう、福岡県内で活躍する経営者の方々に協力を依頼。自主登録宣言企業の増加と女性活躍の推進の一翼を担っていただきたいと、女性の大活躍推進福岡県会議が委嘱するものです。
今年度は5名の方々が女性活躍推進アドバイザーに委嘱され、そのうち2名の方が委嘱式に出席されました。

委嘱式_集合

委嘱を受けたアドバイザーと共に

 女性活躍推進アドバイザーとして委嘱を受けたのは、以下5名の方々です(会社名五十音順)
・株式会社エフエム福岡 代表取締役社長 佐々木 克さん
・株式会社福岡中央銀行 代表取締役会長 末松 修さん
・株式会社西部技研 代表取締役社長 隈 扶三郎さん
・株式会社はせがわ 相談役 長谷川 裕一さん
・拓新産業株式会社 代表取締役 藤河 次宏 さん

委嘱式_末松会長

委嘱式の様子

委嘱式_末松会長挨拶

株式会社福岡中央銀行
末松会長

委嘱式_隈社長挨拶

株式会社西部技研 隈社長

 

吉本審議官との懇話会 

年次大会にご来賓の、吉本明子厚生労働省大臣官房審議官を囲んで、WE-Netメンバー有志との懇話会が開催されました。
女性活躍促進施策に長年関わっていらした吉本審議官と、実際の管理職として活躍するWE-Netメンバーによる活発な意見交換がなされました。

吉本審議官との意見交換の風景

懇話会の模様(上段左から2番目が吉本審議官)

 

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