WE-Net福岡Ⅱ期の第3回定例会を11月24日開催しました。
【日時】 | 2015年11月24日(火) 14:30~17:10 |
【会場】 | グロービス経営大学院 (アクロス福岡 西館10階) |
【出席者】 | 計 89名 (WE-Net会員 33名、同行者26名、企画委員・事務局6名、その他 24名) |
【内容】 |
1.開会のご挨拶:久留 百合子 氏 (女性の大活躍推進福岡県会議 共同代表) |
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まず始めに、女性の大活躍推進福岡県会議共同代表の久留百合子さんより開会の挨拶があり、『WE-Net福岡』について紹介がありました。
さまざまな企業・団体が、女性の活躍を推進するにあたり課題を抱え、その解決に悩んでいますが、女性だけの意見で課題解決を試みても、視点が偏ってしまい、真の解決には至りません。そこで、いろんな方々が一堂に会して、様々な意見を交えて課題解決にあたるのが『WE-Net福岡』のやり方、とのお話がありました。
続いて、女性活躍推進において、先進的な取り組みをされているTOTO株式会社 田辺様と北九州市 池永様に、「女性が働き易い環境整備に向けた制度等の導入事例と効果」というテーマに添って、ご講演いただきました。
TOTO株式会社では、企業価値向上の一環として、2005年以降、女性活躍推進に取り組まれています。田辺様からは、女性活躍推進の取り組みのポイントとして、まず「企業トップの強い意志」が必要であり、それが強力な推進力となること、次に女性の考え方・行動が変わってきたところで必要に応じた制度面の整備、改革が必要となることが挙げられました。
北九州市では、2007年当時の女性の副市長が強力な旗振り役となって、女性活躍推進を進められたそうです。池永様からは、取り組みを進めるにあたって苦労されたこととして、「女性だけにスポットを当てることは逆差別では」との男性側の意見や、「管理職になることだけが活躍なのか」といった女性側の意見もあったことが紹介されました。
次に、パネルディスカッションを行い、田辺様、池永様には引き続きパネラーとしてご参加いただき、松田美幸さん(福岡県男女共同参画センターあすばる館長)がコーディネーターを務めました。
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パネルディスカッションの中で、TOTO株式会社、北九州市とも、女性活躍推進の取り組みのスタートが、『組織(形)を作ったこと』、『具体的な数値目標を示したこと』であったと説明され、女性活躍推進の第一歩は、仕組みや意識へのアプローチとのことで両者一致しました。
女性活躍推進の取り組みを進める過程で、TOTO株式会社では、まずは女性社員に必要なビジネススキルを身に付けさせる研修(育成)に重点を置き、キャリア形成支援を行ったことで、管理職に就いてもしっかり力を発揮できるようになった、という具体的なお話がありました。
最後に、TOTO株式会社や北九州市の事例を参考として、『自社に取り入れられるしくみは何か』、『取り入れるために自社には何が必要か』ということについて、参加者間でディスカッションし、第3回定例会は終了しました。
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公開日:2015/12/10