遠賀信用金庫

岡部憲昭さん

岡部憲昭さん
遠賀信用金庫 理事長

1979年 3月 熊本大学法文学部卒業
1979年 4月 大蔵省(現財務省)入省
2010年 7月 財務省 東北財務局長
2012年10月 遠賀信用金庫 理事長

企業データ

遠賀信用金庫外観

遠賀信用金庫 

社名/遠賀信用金庫
社名/福岡県遠賀郡岡垣町東山田2-3-3
代表電話/093-281-1501
URL/ https://www.onshin.com/
業種/信用金庫業
従業員数/全従業員数206
     うち女性76
     男女比36.8%
女性役職者の人数/27
役職者に占める女性の割合/23.9%
自主宣言日/2015年3月16日
宣言内容/5年後までに女性の役職者比率25%以上を目指します

※掲載情報は、2016年4月現在のものです。

スキルの高い女性人材を育成し、営業力のさらなる強化を

遠賀信用金庫

年金アドバイザーの存在がもたらした予想外の効果

従来、女性職員が窓口業務を行い、男性職員が外回りの営業をするというのが、金融機関の典型的なスタイルであった。しかし、遠賀信用金庫では、限られた人材で厳しい競争を勝ち抜くためには、窓口業務を担当する一般職の女性も営業を行う必要があると考え、窓口での営業や電話セールスなども行うようになった。さらに、2013年からは営業店の中核を担う一般職の女性を年金アドバイザーとして外回りの営業に出し、年金受取口座の獲得を目指した。「お客様は高齢者であるため、女性の方が向いているのではないかと考えたのです。ただ、女性職員からは相当恨まれましたね」と、岡部理事長は苦笑交じりに当時を振り返る。「初めての外回りで中々成績が上がらない上に、夏の炎天下に自転車で回るのですから、紫外線対策も大変です」。
しかし、この年金アドバイザーの創設が思わぬ効果をもたらしたのだ。年金は、もらい忘れや記録漏れなどがあったとしても、自分でさかのぼって調べるのはなかなか難しい。そこで、年金アドバイザーが年金事務所に足を運んで調査したり、申請を代行したりすることに。「埋もれていた年金をアドバイザーが発掘することもしばしばで、お客様に大変喜ばれております。経験とともにスキルが高まり、本当の意味の年金アドバイザーに育ちました」と、岡部理事長は胸を張る。今では、年金は「おんしん」がいいと言われるまでに。年金口座をきっかけに他の取引も手掛けるケースも増えてきており、予想以上の活躍を見せているという。

モデル店舗に女性支店長が就任。将来の信用金庫のあり方を探る

遠賀信用金庫は、地域の特性を考慮し、お客様に気軽に足を運んでもらえるよう工夫をした「地域共生店舗」へのリニューアルを順次進めてきた。2015年にリニューアルした遠賀町の浅木支店は、古くからの住宅街に位置している。高齢のお客様が多いため、ここを今後ますます進む高齢化社会を見据えたモデル店舗と位置付けた。この浅木支店のかじ取りをするのが、同信用金庫初の女性支店長だ。こうした人事を決断したのは、支店長として推薦できる女性人材が育ってきたタイミングであったことも理由の一つであるが、金融機関の枠組みを越えて柔軟な発想をしてほしいというねらいがあった。女性支店長は、リニューアル前のコンセプト作りから参画し、役所や社会福祉協議会、他の民間企業と連携しながら、高齢者に対してどんなサービスを提供できるか検討を重ねてきた。オープン後は、ロビーでの介護用品の展示や、近くにスーパーがなく買い物が不便な住民のために、同支店を移動店舗の中継場所とするなど、地域の拠点としての取り組みを積極的に行っている。

女性活躍推進で、もっと愛される信用金庫に

遠賀信用金庫では、営業力をさらに強化するため、以前から一般職から総合職への転換を呼びかけていた。しかし、営業は大変というイメージもあり、応じる人は少なかったという。ところが、年金アドバイザーの仕事を通して、お客様に喜んでもらえる営業にやりがいを感じ、総合職への転換を希望する女性が次第に増えてきた。また、新卒で採用する女性総合職を育てていくためには、やはりロールモデルとなる先輩の存在が欠かせない。彼女たちがその役割を果たし、女性人材育成の道筋が確立できるのではないかとも考えている。

ただ、女性が営業を担当するようになると、気を遣う点も出てくる。その一つが外回りに使用する乗り物だ。「男性職員は、原付バイクに乗って営業をしています。女性の場合はどうするのが適当なのか。男女平等というなら、女性にも同じものに乗ってもらうべきなのか、いや、イタリア風のスクーターの方が可愛らしくていいかもしれない、などといったことまで役員会で議論していますよ」と、話す岡部理事長。女性総合職がモチベーションを維持しながら働ける職場環境を整えたいと、心を砕いているのだ。スキルの高い女性人材が育てば、お客様にもっといいサービスを提供できる。そして、今よりもっと地域の人に愛される信用金庫になる―岡部理事長は、そんな将来像を思い描いている。

 

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2016年3月28日に、折尾支店がリニューアルオープンしました。市民に長年親しまれてきたレトロな旧折尾駅舎をイメージした外観で、ロビーには旧駅舎の象徴的な存在であった化粧柱と円形のベンチのレプリカを設置するなど、歴史と伝統の街・折尾に溶け込む店構えといたしました。
折尾は大学や専門学校、高校が多く、若者の街でもあります。オープンテラスやギャラリーを設け、学生たちのクラブ活動の発表の場として活用いただく計画です。ビジネス街の中心にあり、最新の金融サービスを提供していくことはもちろんですが、地域の方々と共生する営業店を目指しております。

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