株式会社アイ・ビー・ビー

廣田 稔さん
代表取締役

1963年生まれ福岡市出身。

大学卒業後、証券会社勤務を経て廣田商事株式会社(不動産賃貸業)に入社。
1999年社長就任。

2000年、自社所有物件を活用しベンチャー企業を支援するインキュベーションオフィス事業を開始。運営する施設にはこれまでに約150社が入居。株式公開企業も輩出する。

2009年、起業支援・IPO支援に特化した新会社、株式会社アイ・ビー・ビーを設立。

 

企業データ

株式会社アイ・ビー・ビー

社名/株式会社アイ・ビー・ビー
住所/ 〒810-0001福岡市中央区天神二丁目3番36号 ibb fukuokaビル501
代表電話/092-737-6360
URL/ http://www.ibb-fukuoka.com/
業種/インキュベートオフィス事業、
         スクール事業、オフィス仲介業
従業員数/4名
社員数/4名(うち女性:3名)
男女比/ 男性25%:女性75 %
女性管理職の人数/1名
管理職に占める女性の割合/50%
自主宣言日/平成26年5月15日
宣言内容/5年後(2019年)までに、女性管理職を20%以上にする。社員全体に対する女性の比率50%以上を継続する。

※掲載情報は、2017年11月現在のものです。

変わらぬ姿勢で事業を続けられるのは女性の力があったから

女性の能力に気付かされた青年会議所での経験

福岡市でビジネスインキュベート施設の運営を行っている株式会社アイ・ビー・ビー。親会社である廣田商事株式会社が2000年に立ち上げたインキュベーション事業部門を、2009年に独立させて設立したのが同社である。約50社の企業が入居するインキュベート施設の運営や、起業家を支援する様々なプログラムを提供している。廣田社長以外の社員はすべて女性である。

「当社は、女性活躍推進というよりむしろ、これからは男性活躍を進めた方がいいかもしれませんね。」と、廣田社長は笑う。女性の採用に力を入れるようになったのは、あるきっかけがあった。

 NPO法人アジア太平洋こども会議イン福岡という子どもたちの国際交流をすすめる行う団体がある。事務局を担う職員は女性が主体となっているという。ボランティアの調整や企業への支援要請など、その業務は多岐にわたる。2002年にNPO法人となったが、もともとは福岡青年会議所が立ち上げた組織であり、以前、同会議所に所属していた廣田社長は、同NPO法人事務局の女性職員たちの仕事ぶりを間近で見る機会があった。そして、女性の能力の高さに改めて気づかされたという。

 「具体的に言うと、外部の方を確実に巻き込むコミュニケーション力や、与えられた業務を確実に遂行できる力です。我々は、先生でもないし、士業の資格を持っているわけでもありません。外部の方の協力なしにはインキュベーション事業はできません。」と、廣田社長。外部との連携をスムーズに進めるためにも、そうした能力の高い女性に業務を担ってもらいたいと、事業立ち上げ時から考えていたのだ。

 

明確なビジョンが女性の能力を引き出す

廣田社長は、女性の能力を引き出すために心がけていることがあるという。それは明確なビジョンを示すこと。そして、意思決定のプロセスを見せることである。

 「たくさんの起業家や、株式を上場させる企業を福岡からたくさん生んでいこう。福岡をたくさんビジネスが生まれる街にしていこうというのが当社のビジョンです。方向性をきちんと決めて指示をすると、納得した上で業務に取りかかれますから成果も上がります。」と、廣田社長は話す。さらに深く理解してもらうために、決定したことだけを一方的に伝えるのではなく、打ち合わせなど意思決定の場にもスタッフを連れていき、プロセスの部分も見せるようにしているそうだ。「これは何も女性だけでなく、男性の部下に対してもあてはまることだと思います。ただ、特に女性は、自分の仕事が会社や世の中にとってどのような意義があるのかが分かると、より力を発揮してくれますね。」

意思決定の道筋を理解することで、プロジェクトの全体像を把握できるからであろう、社員から事業に関する提案を受けることも度々だという。そして、廣田社長はそうした提案を積極的に採用するようにしている。そうしたトップの姿勢もまた、社員の意欲を高めるに違いない。

 

17年間で6社が株式上場を実現。継続した支援が結果を生む

今でこそ福岡市が「グローバル創業・雇用創出特区」に指定され、スタートアップ企業が注目されているが、廣田商事がインキュベーション事業を立ち上げた2000年当時、インキュベーションという言葉はまだ一般的ではなかった。全国的に見ても、株式会社アイ・ビー・ビーは、民間でのインキュベーション事業の草分け的存在と言っていいだろう。

 「起業支援は、景気の浮き沈みにすごく翻弄されるんです。」と、廣田社長。景気がよくなると注目されるが、景気が悪くなると真っ先に切られるのが起業支援である。今ある自分の会社を守ることで精いっぱいになり、他社の支援どころではなくなるのだ。そんな中、変わらぬ姿勢で事業を続けてきたという自負が廣田社長にはある。年に一度開催する起業会社を集めたパーティーは年々参加者が増え、今年度は270名もの出席者がいたという。それだけではなく、事業開始から17年間で6社が株式上場を果たすという結果も出している。

 「起業家支援のプログラム一つとっても、よりよいもの、時代に沿ったものに少しずつアップデートしていっています。参加者への細かなフォローも欠かせません。丹念に、そして継続して事業に取り組んでこられたのは、女性社員の力があったからです。」と、廣田社長は女性社員に全幅の信頼を置く。多くの起業家と日常的に接する彼女たち。その仕事への姿勢は、経営者たちが女性活躍推進を意識するきっかけとなるはずだと、廣田社長は考えている。かつて廣田社長自身がそうだったように。

 

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株式会社アイ・ビー・ビーでは、「世界ブランド企業をフクオカから」をスローガンに、インキュベーションオフィスの運営というハード面の支援と、ソフト面における起業家支援・IPO支援を行っています。起業したばかりの企業から、起業後数年してさらに成長を目指す企業、株式上場をねらう企業まで、それぞれの段階に合わせた支援プログラムがあります。幅広く門戸を開いていますので、ぜひご活用ください。

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