株式会社 ヒューマンライフ

中山 英敬さん
代表取締役

サラリーマン時代に新規事業を任され全力で挑むが、事業の撤退が決まった。何故なのか、納得できない。「会社がやらねば俺がやる」と資金ゼロから独立創業。「日本一のコールセンター」を掲げ、夢に向かい突っ走る。一人ひとりの社員と向き合い築いた相互信頼。人間尊重の経営と全社一丸の体制で幾多の苦難も乗り越え成長した。

企業データ

human-life

株式会社ヒューマンライフ  

社名/株式会社ヒューマンライフ 
住所/福岡市博多区博多駅東二丁目17番5号
電話/092-482-5030
URL/http://www.human-life.co.jp/
業種/サービス業
職員数/全体165名
     (女性152名、男女比7.8%:92.1%)
    ※正社員75名
     (女性65名、男女比13.3%:86.6%)
女性管理職の人数/10名
管理職に占める女性の割合/55.5%
自主宣言日/2013年10月1日 
宣言内容/2018年4月までに女性の管理職比率を60%以上にする。
(2014年3月3日変更)

掲載情報は、2016年12月末現在のものです。

一人ひとりの働きやすさを追求し、日本一のコールセンターを目指す

女性活躍推進委員会発足。社を挙げて女性活躍推進に取り組む

1998年に創業し、健康食品の通信販売に特化したコールセンター業務を行う株式会社ヒューマンライフ。そのビジョンは明快だ。「日本一のコールセンターを目指す」。しかし、それは会社の大きさやコールセンターの規模ではない。1本1本の電話応対で日本一を目指すというところに、同社の特色がある。

正社員の女性比率が8割を超える同社。女性が圧倒的に多い職場であることから、2013年に女性活躍推進および子育て支援を経営方針に盛り込むとともに、女性大活躍推進自主宣言を行った。翌年には社内で女性活躍推進委員会が発足。介護や育児などの事情で、働きづらいという従業員の相談に乗っている。

メンバーは、男性2名、女性8名、計10名の社員。全部署から横断的に集め、委員長は男性のコールセンター責任者が務めている。男性の役職者が先頭に立って考え、行動することに意味が大きいと考えているからだ。

さらに、昼礼時に相談を呼びかけたり、休憩室にポスターを掲示したりして、委員会の存在を全従業員に浸透させている。こうしたメンバー構成や活動内容からも、女性活躍推進に社を挙げて取り組もうという同社の姿勢が見てとれる。

中小企業だからこそできる、一人ひとりに合った働き方

「発足1年目は何もできませんでしたね」と、中山社長は女性活躍推進委員会を設置した当時を振り返る。「それは、就業規則を変えようとしていたからなんです」。試行錯誤した結果、一人ひとり状況が違うのだから、ルール化なんてできないという考えにたどりついたのだ。それからは、気軽に相談しやすい雰囲気づくりや、相談者の声に耳を傾けるということに重きをおくことにした。

特に、介護は終わりが見えないことから相談が多く、「今の状況では仕事を続けられない」「このまま休み続けたら会社に迷惑をかけてしまう」という声が実際にあったという。

相談者の状況に応じて、直属の上司につないだり、部署全体で共有してみんなで考えたり、どうすれば仕事を続けられるか、臨機応変に対応している。

中山社長は語る。「当社の仕事がそうなんです。コールセンターは、初めての人でも短期間で応対を覚えるためにマニュアル化することが多い。しかし、当社は1000人のお客様がいたら、1000通りの応対を目指しています。従業員の働き方もまた、一人ひとりの状況に応じた働き方を考えていきたい。それは我々のような中小企業だからこそできるのです。」

継続的なコミュニケーションで、復職をサポート

産休・育休からの復職は、同社においても大きな課題である。ブランクが生じることで、仕事復帰に不安を感じる人も多い。そこで、休職中の従業員に対して、社の情報を定期的に送るなどして、継続的にコミュニケーションを取っている。それは、産休・育休に限ったことではない。例えば、病気で入院している従業員には、みんなからの寄せ書きを渡したり、退院するタイミングで「いつでも待っているからね」というメールを送ったり、あなたが必要なのだというメッセージを伝えている。

コールセンター業務は、お客様とのコミュニケーションである。それを従業員に対しても行っているのだ。

「手取り足取り」から「自主性」へ。社員の意識改革を

「2018年4月までに女性の管理職比率を60%以上にする」という自主宣言を行っている同社。2016年12月現在、管理職は18人中、10人が女性であり、すでに55%を超える。自主宣言目標達成は目前のように思えるが、来年度役職定年を迎える女性管理職もいるため、計画的に人材を育成していく必要があるという現状だ。

「現在の課題は、自主性をいかに育てるかということです」と、中山社長。「従業員に対して手取り足取りフォローをするのが、ヒューマンライフの良さでしたが、それではいつまでも自分で考えることができない。その良さを否定しないように、いかに『自主性』が発揮される環境をつくるかが、非常に難しかったですね」。

今は、お客さんへの対応をどうしたらいいかと聞かれると、どうしたらいいと思う?と本人に考えさせ、やらせてみることにしている。もし、それで失敗したらみんなでフォローすればいい。そこから「自分で考える」「失敗を恐れない」「助け合う」といった企業風土が生まれると中山社長は考え、この一年間取り組んできたそうだ。

社員に対する研修においても、社員自らが行きたい研修を選んで参加する方法に切り替えた。「自主的に選ぶことで、研修後の身につき方が全然違います」と、中山社長。研修後に「一緒に参加したメンバーたちと振り返りの時間を持ちたい」「同じ部署のみんなに自分が学んだことを伝えたい」という要望が社員の側から上がるのだという。

次第に、従業員の間に自主性が芽生えてきた手ごたえを感じている中山社長。「そうした企業風土の中で、結果として60%を達成できればいいと思っています。『毎日会社に来るのが楽しい』という声が、現場から自発的に生まれるような環境づくりをしていきたいですね」と、語ってくれた。一人ひとりの仕事への前向きな気持ちこそが、「日本一のコールセンター」というビジョンの実現に近づく道だからだ。

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株式会社ヒューマンライフは、一人ひとりが生き生きと働ける企業を目指しています。子育てや介護を優先したい従業員に配慮した勤務体制を組むことはもちろん、時には男性社員が子ども連れで出勤することもあります。全従業員が協力し合う働きやすい企業風土を基に、心を込めた電話応対、信頼溢れるコールセンターサービスをお客様に提供していきます。

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