北九州市役所

北九州市市長 北橋健治さん

北橋健治さん
市長

1953年生まれ
1986年衆議院議員初当選。衆議院環境委員長、大蔵委員会筆頭理事、行政改革特別委員会筆頭理事などを歴任
2007年から現職。現在3期目

企業データ

北九州市役所外観

北九州市役所

社名/北九州市役所
住所/北九州市小倉北区城内1番1号
電話番号/093-582-2209
  (総務企画局女性活躍推進課)
URL/   http://www.city.kitakyushu.lg.jp/
業種/地方自治体
職員数/全体 8305名(内女性2906名)
      男女比 65.0%/35.0%
女性管理職 女性管理職の人数 110名
      女性管理職の割合 13.8%
自主宣言日 2013年8月21日(2014年3月に目標値を修正して再提出)
宣言内容  
「女性活躍推進アクションプラン・第2期計画」(2014.2策定)に基づき、性別にかかわらず職員が能力を発揮し、いきいきと活躍できる市役所の実現を目指します。
①「女性管理職(課長級以上)比率」を2018年度までに15%とします
②「女性役職者(係長級以上)比率」を2018年度までに20%とします

 

※掲載情報は2015年4月現在のものです。

女性の人材育成と登用で、多様な声を市政に反映

北九州市

女性活躍推進のきっかけは、市役所で見かけた光景

2007年2月に市長に就任し、現在3期目を務める北橋健治北九州市長。北橋市長は、着任直後に見た光景に衝撃を受けたという。年度末に行われる退職者を送り出す式典に出席していたのは男性ばかりで、女性はごく一部。ところが、その翌日に行われた入庁式では、約半数が女性だった。2007年当時、北九州市役所における女性管理職の割合は5.3%、女性役職者の割合も11.5%と、政令指定都市の中でも最低レベルであった。北橋市長は、政策決定過程における多様な視点という面で大きな課題を抱えていると感じ、女性活躍推進に取り組むことを決意する。
当時の市役所の職員は9000人超(2015年4月現在は8305人)。これまでの慣行を変え、その理念を共有するのは、たやすいことではない。議論を重ねながら準備を進め、2008年2月に「女性活躍推進!本部」を立ち上げ、その実行部隊として4月に「人材育成・女性活躍推進課」を人事部内に新たに設置。そして同年8月には「女性活躍推進アクションプラン」を策定し、数値目標と実行計画を公表した。これは、2015年に成立した女性活躍推進法に先駆けたものだと言えるだろう。数値目標を定めたことで、職員の意識も高まり、「女性管理職数(行政職)を2018年度までに50人にする」という目標を、5年前倒しで達成した(2013年度で55人)。
2015年には「女性の輝く社会推進室」を新たに設置。行財政改革が叫ばれる今の社会情勢での中、新たな組織を作るのはよほどのことである。それでも設置に踏み切ったというところに、市の覚悟のほどが見える。同室がコントロールタワーとなることで、市役所の中だけではなく、民間を含めた市内全体で、様々な行政分野にまたがる女性活躍の取り組みをさらに加速させている。

重要ポストに女性が就くことで市政に変化も

アクションプランで定めた実行計画の一つが、これまで女性が就いたことのない、またこれまで女性が少なかった職へ女性を配置することである。これを自分が決断出来たのは、北九州市に本社を置くTOTO株式会社の代表取締役会長(当時)重渕雅敏氏から叱咤激励を受けたことが大きいと、北橋市長は話す。「『当社でも、大変な仕事だということで男性がずっとやっていた仕事を初めて女性にあててみたら、きめ細かな対応ができていると重役の間で評判になっている。そういうものだから、思い切ってトップが決断することが大事なんだ』と言われ、次は我々の番だと奮起しましたね」。すぐ近くに、組織としてのロールモデルがあったのだ。
市政運営の要でもある総務企画局長や財政課長、行政経営室次長に女性を起用。生活保護行政の最前線を担うケースワーカーの女性職員の割合も大幅に増やした。緊急事態が起きればいついかなる時でも対応しなければならず、心身ともに激務と言われる危機管理室長にも女性を任命。見事に重責を果たし、現在は小倉北区長を務めている。このほかに、女性区長は複数名誕生。女性区長は気さくで話しやすいという声も届いており、市民も変化を感じているようだ。

市長自ら行ったイクボス宣言が、職員だけでなく全国に波及

女性活躍推進を考えると、原点は働き方の見直しにあると改めて感じたという北橋市長。隗より始めよという意味も込め、2014年に「イクボス宣言(部下や自らのワークライフバランスを考慮しながら組織を育て、業績も出していける管理職を目指す)」を幹部職員とともに行った。すると、これに続き管理職全員615人が自発的に宣言をし、学校の校長先生も全員行った。「仕事の中でヒューマンな側面も大事にしようという組織風土が広がってきたんだなと、本当に嬉しく、大変驚きました」。これを単なるパフォーマンスで終わらせず、実効あるものとするために、イクボス実践研修を行うとともに、人事評価制度を改正。実践度をボーナスに反映させている。こうした北九州市の試みは、政令指定都市の市長会でも取り上げられ、20政令市全体でイクボス宣言をできないかという検討に着手しており、全国的な広がりを見せている。
北橋市長がこれからの大事な目標と強調するのが、審議会委員の男女比を2017年度までに5対5にすることである。全局を挙げて、民間の企業・団体に女性の有識者を審議会に送ってほしいと要請を続けてきたという。こうした地道な取り組みが功を奏し、現在、女性委員の比率が45%と、政令指定都市で一番高くなっている。「女性の委員を発掘する中で、皆さんにもう一度女性活躍を考えてもらうきっかけにもなっていると思います。市民の半分は女性です。物事を定める大変重要な場において男女全く同等である、これを早く実現したい」と、北橋市長は力強く語ってくれた。

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北九州市では、国内最大級のファッションイベント「TGC KITAKYUSHU 2015」を開催するなど、楽しくワクワクするような街づくりを進めています。また、著名な文学者や漫画家を多数輩出している土地であり、フィルム・コミッションの実績も日本トップクラス。この豊かな文化的資源を活かし、街の魅力を発信していくことで、市民一人ひとりが、これまで以上にシビックプライドを持てる街にしていきたいと考えています。

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