TOTO株式会社様/田中江美さん

田中 江美さん (46)
総務部 次長

入社年1987年
現職就任時期 2012年4月
既婚・子ども2人
短大卒業後、一般事務職として入社。社内試験で総合職へ職群変更後、31歳で管理職である主査に昇格。本社広報グループリーダー(GL=課長)、リスクマネジメントGLを経て、2012年より総務部次長に。

企業データ

TOTO株式会社

住所/福岡県北九州市小倉北区中島2-1-1
電話番号/093-951-2052(代表)
 http://www.toto.co.jp/
業種/製造業
社員数/8,173名(単独)
男女比/65%:35%
女性管理職の人数/96名
管理職男女比/95.4%:4.6%

※掲載情報は、2013年4月時点のものです。

周りを上手に巻き込んで、広い視野を手に入れる

TOTO研修■

チームで大きな成果を出せるのが 管理職としてのよろこび

 全国に広がる工場総務なども含めて、TOTO総務部は総勢215名の人員を擁する。その巨大組織の中、田中さんは部長につぐナンバー2の次長職を務めている。株式、社会貢献、リスク管理、社史資料など管理業務は多岐にわたり、所属員は年齢も経歴も様々。年上も多く、異動当初はどう接するべきか悩んだという。「私の役目はチームで結果を出すこと。“相手が年上でも、自分の役割として言うべきことは言わなくちゃ”と懸命になるうちに、関わり方が掴めてきました。自分の考えを先に明らかにする。成果を出せる環境作りに力を注ぐ。あとは、ひたすら個を尊重し期待し続ける。相手の意見を尊重することで自分の視野も広がりました。私、束ね上手じゃないけど、頼り上手なんです。」

周囲に支えられた家庭との両立

 34歳で課長になった田中さん。「子供2人も小さいし、自分の器でないから断ろうと思っている、と夫に伝えたら“男で辞令を断るなんて聞いたことがない”とズバリ。上司からも“課長として至らないときは会社が遠慮なく降ろす。最初からできないと言うな。”とガツン。自分が女性であることに甘えていると気付かされました。長く会社にお世話になっている以上、与えられた役割に飛び込んでみるしかないって。」
 管理職として彼女が走りはじめたのは15年前。社会の理解はまだまだという状況で、「子育てを優先しては?」という両親の意見もあったという。しかし日々邁進する彼女の姿に、自然と助けの手が伸びるように。夫の子育て参加、近所の母親どうしの助け合い、そして職場での助け合いがあった。「周囲から支えられました。夫は今も、私が家を空けるときは極力子どもと一緒にいてくれます。」時間管理や助け合うコミュニケーション術など、彼女のマネージメント力は日々磨かれていった。

論理的思考を学べば女性はもっと会社で強くなれる 

 「女性はマネージャーに向いていると思います。」スタッフへの気配りに長け、変化に敏感。会話も厭わないので、相手の気持ちを汲むのも上手いと田中さんは言う。「でも、面倒見が良いだけでは管理職は務まらない。新たな課題を見出したり解決したりするには、論理的な思考を学ばないと。勘と面倒見の良さを持ち合わせた女性が、財務知識や課題の論理的解決法も身につければ、仕事がもっと広く楽しくなるはず。入社以来、目の前には壁ばかりだった私でも現職を務めるに至るのだから、チャレンジを躊躇する女性には“挑む前から出来ないと言わずに一歩ずつでもやってみて”と言いたい。」そう微笑む彼女の言葉は、経験に裏打ちされた自信で溢れていた。

企業へのインタビュー

[Q]御社では、女性管理職の登用についてどのようにお考えですか?

[A]会社として積極的な登用を目指しています。2017年度が弊社創立100年となり、それまでに女性管理職を10%にするという目標を掲げて取り組んでいます。

[Q]女性活躍を推進するための方策をとっていますか?

[A]女性社員がライフイベントがあっても勤務を続けられるような制度等の導入や、モチベーションやビジネススキル向上のため、女性社員を対象とした研修を行っています。

[Q]女性を管理職へ登用するうえで、課題があるとしたら何ですか?

[A]勤務年数や業務経験が十分あり管理職候補となり得る年齢の女性の数が少ないことが課題です。人事制度変更前に一般職で入社した女性の意識改革をするなどして、管理職候補となり得る女性を増やす必要があります。

[Q]その対策はどうされていますか?

[A]「女性のステップアップ研修」では感覚的理解を得意とする女性が苦手なロジカルシンキング、ライティング、プレゼン、問題抽出を行います。受講者は各部門で選出。上司にも指導方法を理解してもらうための講習を実施します。

[Q]全社員が働きやすい環境や仕組みについて、どのようにお考えですか?

[A]働きやすい環境が生産性向上につながると考えワークライフバランス推進に取組んでおり、第6回「ワーク・ライフ・バランス大賞」優秀賞を受賞しました。短時間勤務制度などの子育てサポートも充実させています。

担当者からの一言コメント

企業や国の制度が充実しても、女性の子育てと仕事の両立には男性の育児参画が重要だと思います。施策実施とあわせ、様々な働き方の継続的な情報発信により、社内の意識改革に繋げたいと思います。結果、育休を取得する男性や、管理職等の新たな仕事へチャレンジする女性が増えることを期待しています。

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