福岡空港ビルディング株式会社/鯵坂 裕子さん

鯵坂 裕子

鯵坂 裕子さん (45)
営業部営業第一課長

・福岡空港エンジニアリング株式会社:1988年
・福岡空港ビルディング株式会社:2012年(出向2004年~)
現職就任時期:2007年7月(営業部営業第一課長)
既婚・子ども有り
久留米市出身。
1988年に『福岡空港エンジニアリング』に入社し、2004年に親会社の『福岡空港ビルディング』に出向。営業部門に配属され、3年後には課長に昇進。在任中に第1子を出産。育児
休暇を取得、復帰後、2012年に親会社に転籍。

企業データ

福岡空港ビルディング株式会社

福岡空港ビルディング株式会社

住所/福岡市博多区大字下臼井778-1福岡空港第3ターミナルビル3F
電話番号/092-623-0523
URL http://www.fuk-ab.co.jp
業種/不動産貸室業
社員数/329名(非正規社員含む)
男女比率/3:7(非正規社員含む)
女性管理職/9名
男女比率/7:3

※掲載情報は、2014年2月末現在のものです。

何事も楽しみながら前向きに、が私流。

直感を信じ、まずはやってみる

「正直、管理職になりたいと意識したことはありませんでした。自分としてはごく自然に何事も前向きに取り組んで楽しんで仕事をしていたら、それを評価してもらえたという感じです」。そう語るのは、福岡空港の入居者の窓口業務から施設内の環境や広告にいたるまで、多岐にわたる仕事を行う『福岡空港ビルディング』の営業部営業第一課長、鯵坂裕子さん。颯爽とした身のこなしと相手を惹きつける話し方が印象的だ。
もともと彼女がいたのは『福岡空港エンジニアリング』の総務課という、今とはまったく違う部署。彼女の育成という観点での親会社への出向が、現職、転籍へと繋がった。「何がベストか、常に意識する。そして自分の直感を信じ、その先は行動あるのみ」。そんな自身の仕事スタイルと、元来の「何でも楽しんでやる」性分が自然と結果を生んだ。そうして業績や人柄が評価され、39歳のとき、課長職に昇進。「管理職に就けたことは素直にうれしかったですが、同時に責任も感じました。ただ、管理職だからと気負わず、これからも私らしく前進したい」とも。

“できる”方法がないかを考える

彼女が束ねるのは、10名のメンバーからなる営業部営業第一課。仕事内容は実に様々だが、チーム全員がお互いに助け合いながら、掲げた目標に進んでいけることにやりがいを感じる日々だという。実現できる方法がないか模索し、空港を利用する人やそこで働く航空会社をはじめとする入居者の人たちにとって今より利用しやすい環境を作るのが仕事の一つだ。長年実現できずにいた、福岡空港第2ターミナルの空席待ちカウンターの設置も、そうした努力が実を結んだ結果だった。「どんな仕事も、私は”YES”から入ります。できないと決めつけず、できることを考え少しずつでもやってみれば結果は変わると思うから」。今は部下の成長を見るのも喜びの一つだという。

何事も楽しむことが仕事へのプラスを生む

与えられた使命を、自分の中で変換して付加価値までつける。それがごく自然にできるのは「仕事に拘わらず、趣味もライフイベントも全部楽しんでいるから。楽しくないといい考えも浮かばず、行動力も落ちてしまいますよね」。友人や異業種の人から刺激を受けたことが仕事にプラスになることもあるし、子どもとの時間が自分を成長させてもくれる。プライベートも含めて満足できているから、仕事も前向きに取り組めるのだろう。そんな鯵坂さんは、管理職在任中に出産し、産前産後休暇、育児休業を取得した管理職第1号でもある。
「これまで仕事をやってこられたのも、育児休暇中は育児に専念できたのも、育児をしながら勤めていられるのも、会社や家族、友人等の周りの人たちの理解と支えがあってこそ。現在当社では、仕事で男女の差を感じることもなく、同等の扱いです。そんな恵まれた環境で働けていることも幸運です」。感謝の気持ちを原動力に、楽しむ気持ちをスパイスに、鯵坂さんは今日も前進する。

企業へのインタビュー

[Q]御社では、女性管理職の登用についてどのようにお考えですか?

[A]正直なところ、男女を意識したことがないので、女性だけにスポットが当てられることに戸惑いを感じます。採用や教育、昇進などすべてにおいて、性別はもちろん学歴も関係なく評価をしているので、女性管理職の登用を特別視はしていません。すべての社員において、仕事ぶり次第です。

[Q]女性活躍を推進するための方策をとっていますか?

[A]もともと男女別の社員構成割合は、女性が6割を超えているにもかかわらず女性管理職は2割台後半にとどまっており、もっと伸ばせると思います。そのためには、管理職が意識を変え、女性をさらに伸長させるための業務付与や人事異動等が必要と考えています。
また、各種研修の充実や社外との積極的な交流を図り、幅広い人脈形成や能力開発をすすめていきたいと考えています。

[Q]女性を管理職へ登用するうえで、課題があるとしたら何ですか?

[A]強いて言えば、配偶者の転勤による退職や、待機児童問題で育児休業後の復帰が難しい社員もいることでしょうか。今までの育児休業取得者は会社全体で66名いますが、そのうち復帰せずに退職した者は4名です(制度導入~2013年10月時点)。

[Q]その対策はどうされていますか?

[A]出産・育児で退職することがないよう育児休業制度を整え、平成6年から取得を始めています。鯵坂さんのケースをきっかけに、管理職でも取得できる体制を整えられたので、今後も同じように活用してもらえたらと思います。

[Q]全社員が働きやすい環境や仕組みについて、どのようにお考えですか?

[A]前述のとおり当社では育児休業取得は根付いており、取得しやすい環境となっています。ただ、時間外勤務が制限される、介護休暇を取得するなど、社員の多様なニーズにこたえるため、さらにワークライフバランスを推進していく必要があると感じています。
また、当社は契約社員が従業員の半数を超えており、契約社員のモチベーション向上も大きな課題であり、その一環としてさらなる研修の充実などにより、人材育成や組織力の強化を図っていく考えです。

担当者からの一言コメント

彼女が管理職に登用された理由は、仕事ぶりを見れば一目瞭然。業績はもちろんですが、顧客の信頼も厚いのを感じます。会社全体で、彼女のような社員を育てていきたいですね。

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