福岡県庁/大曲 昭恵さん

大曲 昭恵さん (55)
福岡県新社会推進部部長

入庁年:1981年
現職就任時期:2013年4月
既婚・子ども3人
福岡大学法学部卒業後福岡県庁入庁。以降6つの部署や出先機関を経験し、2013年、福岡県新社会推進部の部長に抜擢。3人の子どもを育てながら働いてきたワーキングウーマン。

企業データ

福岡県庁

福岡県庁

住所/福岡市博多区東公園7番7号
電話番号/092-651-1111
URL http://www.pref.fukuoka.lg.jp/
業種/行政
職員数/7,938名(以下のデータは、教育委員会及び警察本部を除く知事部局等に係るH25.4.1現在のもの)
男女比率/72%:28%
女性管理職/31名
男女比率/94%:6%

※掲載情報は、2014年2月末現在のものです。

自分の軸を大切にし、自立した人間力あるリーダーへ。

個人の能力を重視する世の中に。

 福岡県の部長職、となると堅い印象を持つ人も多いかもしれない。それを軽やかに裏切る、柔らかい雰囲気を持つ女性、大曲昭恵さん。「部の皆さんにも言っているんです。肩書きでなく名字で呼んでほしいって」。そんな彼女の現在の職務は、県民が豊かに暮らしていくための礎を担う10の部署を統括する部のトップ。NPOやボランティア・企業との協働から、青少年の問題、文化振興、男女共同参画、国際交流、消費生活、生活安全と多岐に渡っている。それだけに求められるスキルも知識も多様であり、安全、安心で豊かな福岡県をつくるという、県民にとって身近で重要な課題を預かっている。
 しばしば「福岡県で3人目の女性部長」という冠がつく大曲さん。しかし、彼女は言う。「“女性”という冠がつく現状にまだまだ途上だ、と感じます。早く“女性で”とか、“女性だから”という枠ではなく、個人個人の能力で判断されるようになるといいですね」。

常に「新しいことに取組む」発想で。

 管理職になったのは3年前。子育て支援課長に抜擢されたとき。まさか自分が課長になるなんて思っていなかったという大曲さん。「当時の職務の特性上、子育ての経験がある女
性職員を考えたら順番が私だったのかも」と経緯を振り返るが、決してそれだけではない。部下の女性職員が「柔軟な発想と、聞き入れてくださる自由な体勢があるから、仕事がとてもやりやすいです。思うとおりやってみて、と。でも最後の要所は外さず、どんと後ろで構えてくださる」と話すことからも信頼の厚さが伺える。それを裏付けるかのように、わずか3年で課長職から、次長、部長へと要職の階段を駆け上がってきた。
 大曲さんが、管理職として仕事をする上で心がけていることが二つある。一つは「自由に話せる雰囲気を作ること」。相談やディスカッションの時間を多く取ったり、時に課員一人ひとりと机を囲み、「どう思う?」ときめ細やかな配慮がある。「現場を一番知っているのは、担当者だから」。
 また、大曲さんは「常に新しい発想で一歩を踏み出すこと」を心がけている。「常に時代や県民の生活は変わっている。それなのに行政の仕事だけが前と同じではマッチしないのでは?と考えます。だから新しい発想を持って仕事をしてほしいと皆さんに伝えています」。“こんなことしてみたら?”と自ら提案することも多いという。

自立したビジネスパーソンを目指そう

 大曲さん自身、若い頃は予想もしていなかった現在の職務。そんな頃を振り返りつつ、次代を担うビジネスパーソンに向けてのメッセージをもらった。「自分の軸を大切にして欲しいですね。自分の思うことは積極的に発言して努力する。そうすると視野が広がり、また別の世界が拓けてきます。自立した人間力の深い人になれるのではないでしょうか。ぜひ成長を続けて、リーダーに指名されたら、臆さず挑戦してほしいですね」。

企業へのインタビュー

福岡県では、女性管理職の登用についてどのようにお考えですか?

福岡県では、課長相当職以上に占める女性の割合を、平成28年度までに6%とする目標(知事部局、教育、県警含む)を平成24年に掲げました。現在は5%と順調に進んでおり、可能な限り前倒して目標を達成し、達成後も引き続き登用を進めていきたいと思います。

女性活躍を推進するための方策をとっていますか?

女性職員の人材育成のため、国等への実務研修に女性職員を積極的に派遣するほか、女性のみを対象とした派遣研修も設定しています。また、女性職員のモチベーションを高めるため、県の職員研修所にて「女性力発揮促進研修」を開催しています。

女性を管理職へ登用するうえで、課題があるとしたら何ですか?

管理職への登用に必要な相応の経験を積んだ女性職員の数があまり多くないという現状があります。そこで今回、将来の管理職登用の拡大につなげるために、係長及び課長補佐相当職に占める女性の割合の目標を立てたところです。

その対策はどうされていますか?

担当職員のときから、事業部門など幅広い職務経験を積ませ、OJTを重ねる取組を行っており、管理職への昇任候補者を拡げています。

職員が働きやすい環境や仕組みについて、どのようにお考えですか?

誰もが家庭の責任を果たし、仕事もしっかりする。それが活気ある職場づくりの第一歩であると考えます。そのために時間外勤務を極力少なくしようと、「ノー残業」の取組を行ったり、職員同士のコミュニケーションを密に図れるような職場環境の工夫を行ったりすることが大切と考えています。

担当者からの一言コメント

知事部局における事務職員の31歳から45歳までの半分は女性です。今後とも県行政を円滑に推進していくためには、女性職員の活躍は必至です。ワークライフバランスを進め、女性職員がいろんな職務経験を積めるような職場づくりに取り組んでいます。

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