株式会社井筒屋/祝迫 五輪子さん

祝迫 五輪子

祝迫 五輪子さん (49)
営業本部 CS推進担当課長

1983年に入社。以来様々な売り場を経験し、その中でも販売やバイヤー、売り場責任者とキャリアを積む。気の合う職場の仲間とカラオケや食事に行く事が楽しみのひとつ。

企業データ

株式会社井筒屋

株式会社井筒屋

住所/北九州市小倉北区船場町1-1
電話番号/093-522-2790
URL http://www.izutsuya.co.jp/
業種/百貨店業
社員数/706名
男女比率/29.9%(211名):70.1%(495名)
女性管理職/41名
男女比率/71.8%(104名):28.3%(41名)

※掲載情報は、2014年2月末現在のものです。

考え方で、仕事は変わる。

事例_株式会社井筒屋

 祝迫五輪子さんは、井筒屋に入社して今年で30年を迎えるベテラン社員だ。百貨店という多様な商品を取り扱う仕事の中で様々な売り場を経験し、現在は営業本部で、顧客満足に繋がる活動を推進するCS業務を担当。いまや「社内におけるサービス研修の第一人者」とされる祝迫さんのこれまでの道のりには、着実な経験と努力の積み重ねがあった。

与えられた仕事を一生懸命にやることから。

 入社してから15年は婦人服売り場を担当。販売を数年担当した後、現場を取り締まるサービスリーダー、そして副主任、と同じ売り場で経験を積んだ。34歳のときに社内の管理職試験に合格し、婦人肌着の主任(現在の担当長)として売り場を任されることに。特別強いキャリア志向があったわけではなかったが、上司の勧めもあり、何度か受験をした結果の昇進だった。そこでの仕事ぶりが認められ、翌年には化粧品売り場の責任者へ。このまま異動を重ねて順調にキャリアを積んでいくかに思えたが、翌年36歳のときに出産。一度はそのまま退職も考えたが、「今までのキャリアがもったいない」と上司に引き止められて11カ月の育児休業後に復帰した。

経験はかならず活きる。

 職場復帰をした祝迫さんに会社が与えた次なる課題は「人材育成」だった。サービスの要である販売員の育成・指導を行う井筒屋の関連会社に出向し、育児勤務をしながら研修担当を5年経験した。その後売り場に戻り、洋品部フロア全体を統括する責任者に就任した。
 「フロア責任者ともなれば、売上も予算も高いし、期待されることへのプレッシャーがとてもありました。でも上司に鍛えられ、周囲に支えられてなんとかやってこれましたね」。100人余りのフロア従業員に対し、サービス面の勉強会をこまめに実施するなど、研修に携わってきたことで得た経験を活かして改善や成果に繋げることもできた。
 人材育成で能力を発揮した祝迫さん。その後再び研修担当を数年行い、人事部の能力開発担当を経て今の部署に至る。現在は顧客満足度を高めるためにできることを考え、従業員に向けて研修や勉強会、ミーティングを繰り返し行う毎日だ。
 管理職は大変? やりがいは? と聞くと、しばらく考えてからこう答えてくれた。
 「責任が大きくなれば、大変なこともあります。でも、考え方次第ではないでしょうか。管理職になれば、会社全体の状況や方向性が分かる立ち位置にいられます。それに組織内での発言力も上がるので、内容次第では自分のやりたい事をやらせてもらえる機会も増える。それが面白さであり、やりがいですね」。
 決して華々しくキャリアアップしたわけではない。目の前のことに実直に取組み、その経験を活かして今がある。「継続は力なり」の背中を後輩たちに見せながら、これからもしなやかに、真摯に仕事に向き合っていく。

企業へのインタビュー

[Q]御社では、女性管理職の登用についてどのようにお考えですか?

[A]優秀な人材であれば男女や社歴にかかわらず登用する方針です。

[Q]女性活躍を推進するための方策をとっていますか?

[A]女性が多い職場のため、育児休業制度は法律ができた頃から整備しており、利用者も多くいます。また、男女問わず全社員に対して自己啓発のための通信教育を推奨しており、受講費半額負担や評価制度への加点などを行っています。

[Q]女性を管理職へ登用するうえで、課題があるとしたら何ですか?

[A]個人差はありますが、現在の女性社員の商品の販売力は高い一方、マネジメント力がやや低いように見受けられます。当社は派遣社員が多く、管理職は彼らをまとめる高いマネジメント力が求められるため、この対策が必要です。

[Q]その対策はどうされていますか?

[A]管理職である担当長の補佐をする副担当長という役を全売り場に配置し、従来の15名程度から一気に56名に増やしました。うち48名が女性社員です。担当長の下でネジメント力を学び、周囲からも役づきの立場として見られることで、成長してもらいたいと考えています。

[Q]全社員が働きやすい環境や仕組みについて、どのようにお考えですか?

[A]これまで55歳で役職定年制度があったものを撤廃し、モチベーションの維持に努めています。また人事制度を変更し、社歴が浅い社員でも抜擢登用ができるような仕組みづくりに務めています。

担当者からの一言コメント

祝迫さんは会社を代表してサービスの話や研修ができる第一人者です。売り場の担当長経験もあり、社内にとどまらず外部への研修もできる専門職的な立場。
これからもロールモデルとして活躍してほしいし、今後はもっと会社の経営に関わるような役職も目指してほしいと思います。

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