コカ・コーラウエスト株式会社

コカコーラ田中さん

田中千春さん (43)
総務統括部人事厚生部担当課長

入社年 1994年4月
現職就任時期  2010年1月
未婚・子どもなし
大学卒業後、営業企画部門で11年経験を積み、企画課に配属。2年目に担当課長へ昇進。その後、再び営業企画部門を経て2010年現職へ。

企業データ

コカ・コーラウエスト株式会社

住所/福岡市東区箱崎7-9-66(本社)
電話番号/092-641-8591
URL http://www.ccwest.co.jp/
業種/製造業
従業員数/2589名(正社員のみ) 男女比/86.8%:13.2%
女性管理職/17名 
男女比率/96.4%:3.6%

※掲載情報は、2013年7月現在のものです。

仕事に指導に、細やかさが光るプレイングマネージャー

CCW研修風景

営業部門から、管理部門へ。

世界的なブランド「コカ・コーラ」などの清涼飲料水の製造・販売を西日本地域を中心に行なっている『コカ・コーラウエスト株式会社』。その社員数は2,589名。グループ全体では約1万人の大企業の福利厚生を一手に担う部門の担当課長を務める田中千春さん。全社員の福利厚生の手続きを8人のメンバーとともに自身も担うプレイングマネージャーだ。「今の仕事は、社員一人ひとりがお客さま。そこがこれまで所属していた部門と大きく違いますね」と語るとおり、営業企画部門で経験を積んで、現職へ4年前に就任した。※社員数は2013年7月時点。

 

女性総合職の第一期、パイオニアとして

田中さんは、『コカ・コーラウエスト株式会社』の総合職女性第1期生だ。会社の中で女性社員のパイオニア的存在。しかも、同期の中で主任になった時期も早く、入社13年目の2007年、「課長昇格試験を受験しないか」と会社から勧められた。「当初は、戸惑いとプレッシャーで挑戦するべきか迷ったのですが、ダメな人に会社は推薦しないはず! と一念発起。一生懸命勉強してどうにか合格することができました」と、彼女が37歳のとき、初めて管理職に就任した。

 

私の役目は課内の潤滑油

 企業規模が大きいだけに、仕事量もかなり膨大で夜遅くなる日も多いという田中さん。めまぐるしい日々を送りながらも、管理職として喜びも感じているという。「私は、リーダーシップを率先して取るタイプではないのです。でも、自分なりの思いや、やり方などを課員のみなさんに伝えることで、業務品質が上がっていくのを見るのがとても嬉しいです」と若手社員に仕事を教えていく管理職ならではのやりがいを語る。一方で、「プレイングマネージャーなので、仕事の大変さが分かるが故に、仕事を課員に振りづらく感じて自分で抱え込みがちになることをもっと改善したい」と振り返る。モチベーションを保ちつつ、いかにワークライフバランスが取れた仕事をしてもらえるかが今後の課題だという。とはいえ、仕事を振りづらく感じるのは課員の気持ちを共有できている証であろう。ぐんぐんとリードするだけではなく、自らも現場の仕事を担い、課のきめ細やかな潤滑油として立ち居振る舞う田中千春さん。新たな女性管理職の姿がここにあった。

企業へのインタビュー

[Q]御社では、女性管理職の登用についてどのようにお考えですか?

[A]2013年7月現在のコカ・コーラウエスト(単体)の女性管理職の割合は3.6%です。グループ全体では、これより低くなりますが、以前は若干名であった女性管理職もポジティブアクションの取り組みにより徐々に増加しています。今後も多様性のある組織を目指して、能力のある人材は性差なく管理職に登用していく予定です。

[Q]女性活躍を推進するための方策をとっていますか?

[A]2014年にグループを含めた再編があるので、それ以降の実施を目指し現在計画段階ですが、社員の意識改革、女性社員の育成、女性社員の職域拡大を施策の柱として進めていく予定です。すでに新卒採用では女性の採用割合を男性よりも高めていますし、人事制度を活用して育児休暇から復帰して働いている女性も多くいます。今後は、家庭と仕事を両立させながらキャリアアップをめざす女性社員を増やしていきたいと思います。 

[Q]女性を管理職へ登用するうえで、課題があるとしたら何ですか?

[A]全員ではありませんが、女性自身も上司も補助的な仕事でいいと考える傾向があります。定型的な業務だけでなく、能力より負荷のある仕事を経験することで成長し、管理職としてのキャリアに近づくと考えています。また、営業・販売がメインの会社ですので、子育てをしながらでも管理職として活躍できるような働き方の多様化を目指していければと思います。 

[Q]その対策はどうされていますか?

[A]子育てをしながら営業職ができるようなワークシェアリングなどの働き方の工夫や、先輩のロールモデルをつくることも必要です。また、女性が働き続けられるよう女性社員の意識も改革していく必要性があると考えています。今後はモデルケースをつくり、その働き方を全社で展開するようにしていきたいと思います。 

[Q]全社員が働きやすい環境や仕組みについて、どのようにお考えですか?

[A]ワークライフバランスの実現が仕事の質を高めることにつながりますし、また子育てや介護など家庭負担のある社員も継続的にキャリア形成ができると思います。さまざまなライフスタイルをもつ社員一人ひとりの多様な働き方を受け入れ、働きがい、やりがいをもって、最大限の能力を発揮してもらえるように、人事制度や施策を実施していきたいと考えています。

担当者からの一言コメント

女性管理職を積極的に登用していくうえで、女性の職域拡大に力を入れ、これまで入社10年ほどで経験をしていたような職務に、入社後まもなくして担当するなどの配置転換の工夫もしていきたいと考えています。女性社員の背中を押す、そんな存在になれたらと考えています。

このページの先頭へ